料理の豆知識

料理に関する豆知識や勉強して得た情報をどんどん公開して共有し新しい情報をたくさん入れていきたいと思っています。

マグロは昔は縁起の良くない食べ物だった

まぐろって今じゃめっちゃ美味しくてめっちゃ高級なイメージありますよね。特にトロなんてめっちゃ高いイメージしか無いですよね!!

 

それが昔は安くて美味しくない食べ物として扱われていました。

 

鮪は縄文時代からずっと食べられ続けられている魚だったらしく。時速80キロで走るマグロをどうやって取ったのかほんとに疑問が止まないのですが...

鎌倉時代には、鮪を「宍魚」と書いて「しび」と読んでいたそうです。(「宍」という漢字は「獣の肉」を意味しており、鮪の赤身が獣の肉に似ていることからそう付けられたようです。)

昔は冷蔵庫や冷凍などは無いのでマグロを釣っても色も変わり大きくて食べきれない事から重宝される事のない魚として扱われていたのでしたとさ。

そんな時代が続き...遂に!!江戸時代に醤油が需要が発展し赤身を醤油に付ける事により長期保存が確立し美味しく生で食べれる!!(漬けマグロ)と賞賛される様になっていきました。

江戸時代には前のブログでも書きましたが寿司の発展も同時に始まります。

寿司に漬け鮪!!今でも使われる最強コンビですね。

そのおかげで鮪の需要は発展していきますがまだトロの部分は漬けにしても美味しく無く江戸の人の口には合わず捨てられる部分として扱われていたとの事です...寂しい過去ですね...

しかし!!トロは下町の若い衆によって美味しく食べられていたらしいです!!ネギを間に挟んでねぎまとして食べられていたらしく贅沢でいい食べ方だなぁ〜って思っちゃいますね。今なら1本でなんぼすることか...

 

江戸時代には成人の時に着るものから名前まで変えて出世を祝ったらしいです。その時に出世魚であるブリ、すずき、コハダ等が食べられていたみたいですね。そんな習慣の中でマグロは出世魚として扱って貰えなかったのです。

マグロの別名のシビと言う名前が「死日」に関連され縁起の悪い魚とされていたとの事です。

出世魚の基準として4回は名前を変えないといけないルールみたいなものがありますが、4回以上名前が変わっても出世魚として認められない魚は他にも鰻やサケやイワシ等が有名ですね。

マグロが今の様に凄く重宝され出世魚以上の出世魚の様に扱われるまでには1960年代ぐらいになってからだとされています。

 

ほんとに近代になるまでこんなに飛躍的に需要が上がった魚は他にも例はないでしょう。

凄い美味しく頂いてるマグロにも黒歴史があったのですね。こんなブログ書いてたらマグロ食べたくなりますねぇ〜。

クロマグロみたいにこれから急成長を応援してください。本日もこれにて(*゚▽゚)ノ